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k-tanakaのエンジニア日記

Changing合同会社を設立しての仕事・生活、エンジニアとしてのブログ

RSSやReddit創始者アーロン・シュワルツ氏のドキュメンタリーを見て思うこと。ハッカーとネットと法。

 RSS(RSS - Wikipedia)の仕様策定や、Reddit(reddit - Wikipedia)の協同創始者であるアーロン・スワーツ(シュワルツとも)氏(アーロン・スワーツ - Wikipedia)についてのドキュメント映画を見ました。

 彼は、若くして、RSS仕様を作成し、WWWやCreative Commons(クリエイティブ・コモンズ - Wikipedia)を作ったティム・バーナーズ・リー(ティム・バーナーズ=リー - Wikipedia)から助言を求められるほどのハッカーだったアーロンは、Reddit売却益を得るなどの起業家でもありましたが、徐々に「世界をよりよくする」積極的活動に傾倒し、米国におけるSOPA(オンライン海賊行為防止法案)の廃案(延期)を実現に大きく貢献しました。

 しかし、古くて、かつ濫用されがちな法律(コンピュータ犯罪取締法、アーロンの死語、修正案が提出。同法は、アーロン法と名付けられた)違反に基づく罪に問われていました。その公判開始の1月前に自殺しました。

 

 日本で言うと堀江貴文氏(ホリエモン)が近い気がしますが、キャラクターが全然違いますね。

 

ドキュメンタリー動画(無料で全部見れます)


The Internet's Own Boy HD VOSTFR - YouTube

 

思ったこと

 法律は権力によって濫用され、検察や警察や裁判官も間違い、マスコミもミスリードする、そういうことは、法を志して勉強したモノには当たり前なのですが、日本では基礎教育の内容にもなっておらず、親による教育も期待できません。

 日本は明治以後も、法的な素養不足を理由に治外法権を含む不平等条約を結ばされることになりました。現在においても、国民レベルで刑事司法手続きについての理解が深いとは全く思えません。

 ホリエモンも逮捕されましたが、同種の罪を犯したけども金額がホリエモンの例よりも大幅に悪質な他の会社には懲役刑を課さないなど、法の下の平等もクソもない判決を許すのがこの国と我々国民なのです。

 ハッカーは、最新技術に触れますが、そうなると常に規制を被せようとする権力との衝突を必ず招くことになります。アーロンのように、そして彼とともに戦ったIT業界に携わる人たち(たとえばWikipediaMozillaは、この法案に反対の意思を示すため同Webサイトを閉鎖しました。)が居なければ、インターネットには暗黒時代が訪れてしまうでしょう。日本も、中国のようになります。別に未来の話では無く、常にある現実の問題です。

 自分も法を志し、法律業界に居て、その業界に呆れて起業しようとしてますが、そういうITと法の分野の両方に貢献できるようにしていきたいという思いは捨てないでいきたいと思いました。

 

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